肩こりといってもその症状の出方は幅広く、痛んだり凝ったりする場所もいろいろなパターンがあります。
両方の肩や背中がまんべんなく辛いといったものや、右の方がしんどいものなど。
その中でも明らかに左右どちらか片方に症状が偏っているものもあります。
このような場合には注意が必要で、放置しておくと後で取り返しのつかないことになってしまうこともあります。
そこで今回は左右どちらか片方だけに起こる肩こりの原因はなんなのか?について解説していきたいと思います。
左右どちらかに肩こりの症状が偏っているという方はこの記事を読み進めていってほしいと思います。
左右どちらか片方だけに起こる肩こりの原因
肩こりで左か右かのどちらかに症状が偏ってしまう原因で考えられるものは2つあります。
まず1つ目は、普段の生活習慣による身体の使い方の癖によるものです。
そして2つ目は内臓に疾患がある場合や、機能が低下していることが原因になるものです。
それぞれ細かくみていきましょう。
生活習慣の癖によるもの
普段の生活の中で気づかないぐらいに身体の使い方には癖が出てしまいます。
身体の使い方が偏ってしまうと、肩こりも左右のどちらか一方に偏ることがよくあります。
これは内臓の疾患や機能低下などの原因によるものと比べるとかなり多くの割合を占めます。
生活習慣の中で次にあげるような身体の使い方をしていると、肩こりになりやすくなります。
・足を組む癖がある【同じ方向で】
・テレビを見る時はいつも身体の向きが決まっている
・肘をつきながらテレビを見たりする癖がある
・カバンを片方の肩にかけている
・仕事などで片方の腕を使う事が多い
このような生活の中に肩こりを誘発してしまう癖がたくさんあります。
これらの対処法としては、偏った動きを失くすことが必要になるので、カバンをいつもと違う肩にかけるように
したり、足は組まないようにする、テレビの位置を変えるか、座る位置を変えるなどして偏った動きを
減らしていく努力をしましょう。仕事でも片方の腕しか使わない場合では、可能ならば反対の腕を使うように
したり、それが無理ならストレッチなどをこまめに取り入れたりしてください。
内臓疾患・機能低下があるもの
これはあまり頻繁にあるものではありませんが、内臓の不調が原因で肩こりが出ることもありますので
注意は必要です。
人間の身体は内臓が悪くなっていたり、異常がある場合には、それを知らせるために筋肉や身体に痛みを
起こすことがあります。これを関連痛といいます。
肩こりの場合に考えられる内臓の異常としては次のようなものが考えられます。
・左肩が痛む→心臓・胃・肺
・右肩が痛む→肝臓・胆のう など
例えば、心臓に異常がある場合には、左肩に関連痛として痛みが出る事があるんです。
心筋梗塞の前駆症状として感じる事があったりしますので、このような場合には注意が必要です。
日頃肩こりを感じている方はいつもと違う場所にコリや痛みを感じたり、なんとなく違和感がある場合には
病院での検査を受けるようにしてください。
【何が原因?】左右どちらか片方だけに起こる肩こり まとめ
左右どちらか片方だけに起こる肩りについて解説してきました。
内臓の不調が原因による肩こりは、病院で検査を受けたほうがいいですが、普段の肩こりと見分けがつかないことが
多いのが事実です。ですので、普段感じている肩こりと場所が違っていたり、痛み方に違和感を感じるような場合には
一度内科で診てもらうことをおすすめします。
内臓が原因の肩こりは、肩こり治療をしていても一向に良くなることがありませんので、長期間治療を行っている
のもかかわらず、肩こりが改善しないようなら注意しましょう。
茨木はなおか整骨院では、慢性的な肩こりに対して、骨盤や頚椎などの骨格をはじめ、全身の筋肉に対して
無痛の整体によって肩こり改善を目的に施術をしています。
気になる肩こりの症状でお悩みの方はお気軽にご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。