肩こりもひどくなってくると、頭痛がしたり吐き気を伴うようになってくることがあります。
気分が悪くなって吐き気がしたことがある方も少なくないと思います。
肩こりがあって吐き気がするぐらいなので、相当しんどいはずです。
そんな時にはどんなことをして肩こりを紛らわしてきましたか?
マッサージに行っても気持ちが良いのはその時だけ、また数日経つと元通りに。
根本的な解決法がわからないまま肩こりと吐き気に苦しんではいませんか?
そこで今回は、肩が凝ってくるとどうして吐き気が起こる事があるのか?や、その対策について
解説していきたいと思います。
肩こりと吐き気に悩んでいる方はこの記事を読んで、しっかりと解決していきましょう。
肩こりになると吐き気がする原因
吐くという行為には、脳の中でその役割を担っている部分があります。
嘔吐中枢といわれているのは、延髄という部分です。
延髄は脳幹の中の1つであり、ここに刺激が伝達されると吐き気として感じるような仕組みになっています。
肩こり以外の吐き気を伴うものとして有名なものは、過度の飲酒や乗り物酔いなどが挙げられますが、
これは耳の中にある三半規管という所が揺らされて、延髄に伝わるために起こります。
この延髄は首の付け根あたりに位置していて、首や肩の筋肉が硬くなってしまうとまず初めに自律神経が
緊張します。それに続いて嘔吐中枢である延髄にも影響が出て吐き気を催します。
ですので、肩こりで吐き気がすることが多いという方は、肩や背中の凝りもそうですが、首に強い凝りを
感じていることが多いです。
肩こりからくる吐き気の対策
肩こりを強く感じた後に吐き気がする場合は基本的に動かずに安静にするのが1番です。
しかし、安静にするという以外の選択肢もありますのでご紹介していきます。
これらを上手く組み合わせて対策をしていただければと思います。
吐き気がする時には冷やす
先ほどもお伝えしましたが、吐き気がするということは嘔吐中枢が刺激をされている状態です。
なので、この興奮してしまっている神経を抑えるためにもアイシングをしてあげることで鎮静化を図ります。
この温めるか冷やすかという考え方はいくつもあり、情報が飛び交っていてどれが正しいのか
わかりづらいのですが、吐き気が伴う場合は冷やしたほうがいいでしょう。
冷やす場合は、氷水をビニール袋に入れたものがおすすめです。
保冷剤などでは冷やし過ぎてしまうことがあるのでやめましょう。
慢性的な肩こりや、肩こりのみで吐き気がない場合は、ぬるめのお湯で半身浴をして温めてあげるといいでしょう。
間違っても熱いお湯に浸かる事は逆効果なのでおすすめしませんし、心肺系にも負担をかけます。
「熱いお湯に浸かると身体が温まってよく眠れる」という方がおられますが、それは熱いお湯に入って身体が
疲れているだけなんです。ですので、普段の入浴時にもお湯の温度は41℃より上げないようにしましょう。
肩こりの原因を取り除いて吐き気が出ないようにする
肩こりが起こって吐き気がして、その対策をする。毎回毎回冷やしているようでは
いつまでたってもその対処をするしかないので、根本的に肩こりを改善していくことが1番です。
肩こりを根本的に治していく方法をご紹介します。
首や骨盤の歪みを正す
どんな人にも身体の使い方の癖というものがあります。
座っている時に足を組んでしまったり、同じ動きや姿勢をしたり…などです。
そのことからほとんどの方が骨格になにかしらの歪みを抱えていることがほとんどです。
特に頚椎や骨盤の歪みは肩こりを訴える方の中でほとんどの場合にみられます。
なので、この骨格の歪みをまず初めに取っていくことが必要になります。
整体で骨格の歪みを取った後は、筋肉にかかるストレスが減るので肩こりも感じにくい状態になります。
頚椎に歪みがある方は肩こりに伴って頻繁に頭痛や吐き気がすることが多いですので、一度診てもらいましょう。
【必読】肩こりからくる吐き気の原因と対策 まとめ
肩こりからくる吐き気の原因と対策について解説してきました。
肩こりで吐き気がする原因は、筋肉が硬くなることで自律神経から延髄に作用して気持ち悪くなるという機序
でした。肩こりを根本的に改善することができれば、吐き気がするということもなくなりますので、肩こりの改善に
努めましょう。肩こりの場合は骨格の歪みが原因になっていることが多いので、頚椎や骨盤の歪みを取りましょう。
その場限りで楽になりたいからといって、マッサージに行ったりしても、肩こりの根本的な解決になっていないので
すぐに再発してしまいます。しっかりと原因に対して対処ができれば肩こりも吐き気もなくなりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。