茨木市・南茨木の茨木はなおか整骨院の花岡です。
腱鞘炎(けんしょうえん)ってご存知でしょうか?
みなさん一度は耳にしたことはあるはずです。
今日はその腱鞘炎についてお話します。
腱鞘炎とは?
上腕二頭筋(力こぶ)の筋肉を触りながら、下に下っていくと筋肉が細くなり硬いひも状の
ものが触れます。これを腱といいます。
図の赤いのが上腕二頭筋(力こぶ)で、上下の白いのが腱になります。
この腱は腱鞘というトンネルの中を通っています。
この腱と腱鞘の間で炎症が起こることを腱鞘炎と呼びます。
腱鞘炎の原因とは?
手の使い過ぎによる腱と腱鞘の機械的な摩擦です。
手をよく使う人がなりやすく、腱鞘炎は更年期の女性に圧倒的に多いんです。
女性ホルモンの「エストロゲン」が減ることによってなりやすくなります。
そして女性は男性に比べると筋力が弱い。これもなりやすい原因です。
なってしまうと水道の蛇口をひねるのが痛かったり、雑巾がしぼれない、
物を持ち上げたりした時に痛みが出るようになります。
腱鞘炎の好発部位は、ばね指といって手のひら側のこの部分に痛みを感じます。
下の手首の方では、ドケルバン病といって腱鞘と腱が炎症を起こしやすい場所です。
ドケルバン病で代表的なのが、フライパンを持ち上げる動作で痛みが出ます。
その他にも指が伸ばしにくいなどの症状があります。
腱鞘炎の治療
腱鞘炎の治療では、安静にしてなるべく手を使わないようにすることです。
炎症が強い時期にはアイシングで冷やし、抗炎症剤などで様子を見ます。
前腕の筋肉をほぐしたりするのも良いです。
治療としては安静にするのが一番です。
最後までお読みいただきありがとうございました。