茨木市の整体なら「茨木はなおか整骨院」

運転

先日お客さんからこのような質問をいただきました。

仕事が車を使った営業で、ほぼ1日中外を車で走り回っています。

始めの頃は、夕方ごろになると腰が痛くなってきて、運転するのがつらくなってきましたが、

最近では朝から腰痛が出てしまっています。

ずっと運転をしてると本当に辛いので何回も休憩しては、腰を回したりしています。

これからもこの仕事は続けていくので、運転していても腰が痛くならない方法があれば教えてください。よろしくお願いします。

 

ご質問ありがとうございます。

 

車の運転中に腰痛を訴える方は多いですが、座っている事で腰が痛いという場合がよくあります。

このような場合では、仕事で運転をしなければならないために一旦痛みだすと、なかなか消える事が

なくて本当に辛いですよね・・座る姿勢を変えてみたりするけどあまり変わらない。

痛みに集中するあまり、事故にあってしまう可能性も高くなります。

そこで今回は車の運転中に起こる腰痛がなぜ起こるのかの原因と対策について解説していきたいと

思います。痛みで運転に困っている方はこの記事を読んで、参考にしてみてくださいね。

 

車を運転しているとなぜ腰が痛くなるのか?

腰が痛い

長い時間車を運転していると腰が痛くなった経験は、ほとんどの方にあると思います。

トラック運転手の方や、旅行で高速道路の運転、渋滞など長時間運転する機会はたくさんあります。

なぜ痛くなってしまうのでしょうか?

1.座っていると体重の2倍の重さが腰にかかる

立っている時と座っている時ではどちらが腰の負担になると思いますか?

実は座っている時の方が腰の負担は大きくなるんです。

このことを意外と知らない人が多いので、腰痛が出るとやたらと座ってしまう人がいます。

立っている時では体重の1.5倍の重さが腰にかかり、座っている時では2倍の重さが

腰にかかります。立っている時は上半身の重さが、股関節や膝関節などの下半身に分散されますが、

座っている時には上半身の重さがそのまま腰にかかってしまうからです。

体重の2倍なので、体重60キロの方では120キロの重さが腰にかかる事になります。

想像してみるとかなりの負担ですね。

2.長時間同じ姿勢で動きがない

車の運転中は姿勢を変える事はできません。

1回車を降りて腰を回したりするしか方法がありません。

腰だけに限らずすべての筋肉は同じ姿勢で維持することが苦手です。

筋肉は動かさずに収縮しない状態が長く続くと、血流が悪くなり疲労物質が溜まります。

姿勢が変えられないとなると、その中で腰痛を出さないための工夫が必要になります。

ではどんな工夫をして腰痛を防げばいいのでしょうか?

 

車の運転中に起こる腰痛の対処法

鉛筆

車によってはシートが硬かったりして、そのまま乗っているとすぐに腰痛になります。

車から降りて腰を回したり、歩いたりできればベストですが、なかなかそうもいかないでしょう。

次に紹介する方法を試してみてください。

1.座り方を変える

シートに浅く座っている人がいますが、やめましょう。

シートには深く腰掛けてください。シートに深く座り、背もたれに腰から背中をピッタリと

引っ付けてください、そうすると、腰の部分に背もたれとの間に少し隙間ができるはずなので、

そこの隙間にバスタオルやクッションをかましてあげて隙間をなくしましょう。

これをしてあげるだけでも、腰にかかる負担を減らすことができます。

腰と同じように首の後ろにも隙間ができるはずなので、そこにもクッションなどをかましてあげると

いいでしょう。背骨全体の負担が減りますので、腰痛の軽減につながります。

2.背もたれの角度調整

背もたれの角度を倒しすぎると姿勢が一気に崩れます。

倒しすぎるとハンドルを持つ肘が伸びてしまいますし、立てすぎると身体が前傾するので

筋肉が緊張してしまいます。理想的な角度としては、楽に前方が見れて軽くもたれているような角度が

良いでしょう。人によりこの角度が変わるため、楽な角度を探してみてください。

3.ペダルの位置

アクセル、ブレーキペダルまでの位置は膝を軽く曲げた状態で、ペダルが踏み込める位置に

調節してください。この時膝が伸びきっていたり曲がりすぎていたりすると

背骨に影響するので腰にかかる負担が大きくなります。

あと、ハンドルの持ち方も大事になります。運転に慣れている人は片手でハンドルを握る人がいますが、

それだと姿勢が崩れるのでハンドルは両手でしっかりと握りましょう。

4.前傾姿勢になりやすいので注意

運転中はどうしても前方の道路状況を確認するために身体が前傾姿勢になりやすいのです。

気がつくと首がヘッドレストから離れていたりすることが多いです。

たまに見かけませんか?かなり前傾姿勢で運転してる人。

なかなかの腰痛予備軍ですので気を付けてくださいね。

5.夏場のクーラーの効かせすぎは注意

夏場は暑いので、クーラーをつけないと死んでしまいます。

この時に注意することが、クーラーの風を身体に直接浴びないようにすること。

運転席ではクーラーの風が前からもろにあたります。そうなると身体が冷えすぎて

腰痛になりやすくなりますので、風向きを変えて身体には直接当てないようにしてください。

室温の下げ過ぎも気を付けましょう。25℃より下げないほうがいいです。

6.運転中にコルセットは外そう

運転中に腰痛予防でコルセットをしている人がよくおられます。

これは逆効果になってしまいますので運転中は外しましょう。

なぜかというと、座っている時はコルセットがお腹を圧迫して、血流が悪くなります。

呼吸も浅くなってしまいます。コルセットは動いていたりなにかの作業をするときは

付けていても大丈夫ですが、運転中は外すようにしてください。

 

運転中の腰痛まとめ

まとめ

運転中に起こる腰痛について解説してきました。

今運転中に腰痛に悩んでいる方はぜひ試してみてください。なにも考えないで車に乗っている時より

全然変わってくると思いますよ。上記でお話した姿勢を意識することは大事ですが、意識しすぎると

逆に身体に力が入ってしまいます。解説したポイントをしっかり押さえてもらった上で、

自分にあった運転姿勢を見つけてみてくださいね。これを試してみても良くならない場合には

すでに治療が必要な状態です。なるべく早く対処しましょう。

当院には運転中の腰痛をはじめ、様々な腰痛に悩む方が来院されていますので、お気軽にご相談ください。

 

 

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