肩こりは腰痛と並んで多くの方が悩んでいます。
肩こりって肩や首に痛みや不快感を伴うものが多いのですが、中には手のしびれが出てくる場合があります。
すぐにしびれが消えればいいのですが、消えずにずっと残っているようなら注意が必要です。
手を動かすことは問題なくできるけれど、しびれが消えないなら病院にいって診てもらうことは大切です。
しかし、手のしびれは病院などの検査では原因がわからないものが多く、改善法がなくて
困っている方が多くおられます。
そこで今回は肩こりがあり、それに加えて手のしびれがある場合の原因とどのように対処していけばいいのかに
ついて解説していきたいと思います。
手のしびれに悩まされている方はこの記事を参考にしてくださいね。
手のしびれが起こる原因
手がしびれる原因となる疾患にはさまざまなものがあります。
原因を調べる時に1つの判断基準になるのが、安静にしている時にしびれがあるのか
身体を動かした時のみにしびれがあるのかということです。
大きく2つに分類されるので、それぞれどんな疾患があるのかみていきましょう。
安静にしている時に手が痺れる
安静にしていても手がしびれる場合は、神経や脳の異常を疑うべきです。
代表的なものには次のような疾患があります。
・脊髄腫瘍
・脊髄空洞症
・ギランバレー症候群
・多発性硬化症
・糖尿病
・脳卒中
これらの疾患の中には命に関わるものもあるので、安静にしている時に手にしびれがある場合は
病院での検査を受けましょう。病院の詳しい検査ですぐにわかるものから、難病に指定されているものまで
幅広くあります。しびれを放置することは絶対にやめてください。
身体を動かした時にだけ手がしびれる
身体を動かした時に手がしびれる場合ですが、主に首や腕、手首などをあらゆる方向に動かした時に
出る場合がほとんどです。
考えられる疾患には次のようなものがあります。
・頚椎椎間板ヘルニア
・胸郭出口症候群
・後縦靭帯骨化症
・手根管症候群
身体を動かした時のみ手がしびれるということですから、原因は骨や筋肉になります。
骨が変形していたり、筋肉が硬くなっていたりすることでしびれが出ます。
これらの疾患は即、命にかかわることはありませんが、早めの治療をすることが大事になります。
病院でレントゲンなどの検査を受けても原因がわからないものもありますが、一度受けてみる事をおすすめします。
この他には、身体の血行が悪い事によって手にしびれが出る場合がありますので、
そちらの対処について解説していきます。
肩こりからくる手のしびれの改善法
肩こりも血行が悪くなり、筋肉が硬くなることで起こる事から、肩こりからくる手のしびれも
身体の血行不良からきていることが多いです。
そのような時には次にご紹介する方法を試してみてください。
1.肩甲骨の運動
肩こりに関係する筋肉は肩甲骨に付着していることが多いですので、肩甲骨を意識的に動かしていきましょう。
そうすることで肩周りの筋肉がほぐれて柔らかくなります。
1つ簡単にできる肩甲骨の運動を紹介します。
まずは手を身体の後ろで組んだ状態にします。その状態から写真のように床と水平になるのを目標に
腕を挙げていきます。
この時に注意するポイントとしては、腕を挙げていくときに上半身が前のめりになってしまいがちなので、
上半身はなるべく真っすぐにした状態で行ってください。
こうすることによって、肩甲骨の周りの筋肉がほぐれていきます。
このような運動を行う事によって、手のしびれが軽減する場合はそれを根気よく続けるようにしてください。
でも、手のしびれが全く変わらないようなら次の方法をおすすめします。
2.整体を受けて手のしびれを改善する
その方の手のしびれが血行不良の肩こりからきているものだとしても、身体のどこの筋肉が原因でしびれが
出ているかなどは人によってさまざまです。
ですので、肩こりと手のしびれが起こっている原因がどこなのかを調べて、そのための治療を受けられる整体が
おすすめです。血行不良からきている手のしびれの場合は整体が最も効果的です。
当院に来られる患者さんも肩こりがあって、手がしびれ始めたが、最初は消えるだろうと思って放置することが多く、
その後いつまでもしびれが残るので来院される方がとても多いです。
手がしびれるぐらいの血行不良はかなり悪い状態なので、早めに対処しましょう。
【早めの対処を!】肩こりからくる手のしびれの改善法 まとめ
肩こりからくる手のしびれの多くは、不良姿勢や日常生活などの身体の使い方が原因で起こるものばかりです。
肩こりやしびれはそういった間違った身体の使い方にサインを送ってくれているのです。
なので、まずはその手のしびれを改善して、その後は再発しないように普段の身体の使い方を変えていくことが
必要となります。しかし、どのような動きや姿勢が身体に悪いのかを知らない方も多いので、そのあたりも
当院ではしっかりと指導させていただきます。お困りのことがあれば当院までお気軽にご連絡ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。